小学生の時、毎日遊んだ“ひぐり”が盆の帰省最終日に店に来てくれた。
嬉しかった。
ひぐりとは小学生の低学年から、一緒にマンガを描いていた。
描き出すと学校の休み時間をほとんど使っていたような気がする。
当時は鳥山明の絵に影響を受けていたと記憶するが、その時のマンガは今はもう残っていないと思う。
描くことが楽しくて、読まれるのは恥ずかしかった。
最終的には、ストーリーは頭の中にしまい込んで、キャラクターばかり描いていた。
ところで、イラストが業務の一部にあるように、今もマンガを描いているようなもんだ。
ストーリーはクライアントにしか教えない。
同じ絵を取り付かれたように何枚も何枚も描いて、納得を得る。
ナニが違うかは、自分にしかわからないが、今は読者がいるし何よりも、編集長みたいなクライアントがいるワケだ。
描いている時のオレは小学生になれているだろうか?
わからない。